* 懐かしいクソみたいな日々

イタリアのレストランで
白身魚のムニエルと言われていたものを頼んだ。
 


出てきたらボラの輪切りの油煮だった。
レモンがついていたがとてもレモンの気分ではなかった。
これをパンとどうやって食べるのか。
 

 

外国の食卓ではワインやお酒がつき物だと思っていたが
実際に体験してみると
そのお酒と思っていた緑色のボトルの中身は
実は有料の「ノンガスの水」が入っていた。
 
とにかく「ノンガス」と言わなければ
すべて炭酸の水が出てきた。


 

イタリアで食卓につくと
右上あたりにカピカピの硬い食パンが置かれていた。
シーツの上に無造作にのせられた食パンは
カンパンみたいに硬いけど無料。おかわりは自由。
しかし硬すぎておいしいと言うには程遠い。
ハイジがおばあさんに
やわらかい白パンを持って来ると約束するわけだ。
ヤマザキパンみたいにやわらかいパンは皆無。

 
パリの「サンドイッチ」は
フランスパンにチーズや野菜が入っているもので
食べると必ず口の中がフランスパンの硬さ故に
いつも「口内血だらけ」になっていたのを思い出す。
 


フランスでおすすめの料理を頼むと全部豆の煮付け。
ゴージャスに貝の料理を頼むと
そびえ立つような氷の柱にムール貝が刺さっていて
レモン汁でそれを食べるようなシンプルな料理。

インドのカレーは日本のそれとは程遠く
ナンは高級食材でボクはいつもチャパティ(小麦粉を薄く焼いたもの)をダーリー(豆のスープ)に浸して食べた。
右と左の顔の色が明らかに違うおじさんが相席を求めてきた。
鼻の無い焼けただれた顔のおばさんがお恵みを求めて話しかけてくる。
右足だけが異常に肥大した男が笑顔で合図を送ってくる。
 


酒が飲みたいとビールを頼むと
「酒は出せない。警察に見つかると相当の賄賂を要求される」
と言われたが、ダンボールみたいな紙にくるまれた
あたたかいまずいビールをこっそり出してくれた。
 

 

チャイが飲みたくてバスを待っている時に
バス停でサリーを着たおばさんにチャイを頼んだら
隣のオヤジの飲んだ器を
洗いもしないで注ぎはじめたのであわてて断った。
 

 

 
中国でラーメンを食べたいと思って期待したが
ラーメンは日本のもので、
そもそも中国ではうどんみたいな「にゅうめんみたいな麺」が
スープに沈んでいる「ラーメンみたいなのびてる麺」を食べた。
いやいや、ラーメンが食べたいんだと言ったら「日本のラーメン屋があるよ」と言われた。

 


韓国で「鍋」が食べたいと言ったら裏にある水槽に案内されて
日本に居ないような模様の死にそうな「なまず」を見せられてこれでいいかと言われた。
チゲ鍋でその魚がそのまま1匹皮ズル剥けで出てきた時には驚いた。

 

 

ベトナムの場末の路上のカニは
ビールにあってとってもうまかったけど何カニなんだろう。
草魚のムニエルもピラニアみたいな顔をしてたから
何モノかわからないものだったように思う。

 


プノンペンの野菜スープはカレー味でごまかした
その辺の野草の味がしたが一体何が入っていたのか。
屋台のオヤジはゲンゴロウの燻製をおやつがわりにかじっている。
地雷だろう。右足の無いおじさんが杖をついて
笑顔で話しかけてくる。

 


世界は広い。
 

 

でも
マクドナルドのチーズバーガーは世界共通だった。

 

 

小説や映画、テレビで憧れていた海外の食材だったが
やっぱり日本が世界一。
日本は本当にスバラシイ。

 
最近、この日本の素晴らしさの認識が
僕の中で欠けてきている気がする。

そんな時には海外に旅に出ると良い。

 

 

山岳の国境地帯。
オンボロの乗り合いのバスで
「休憩時間だ!」と言われて外に出たら
その辺で男女お構いなしで立ちション・座りションを始めた
あのカルチャーショックは忘れられない。

 

オンボロバスが故障したら小学生くらいの子供が
ラジエターを外して修理を始めたり
山奥のドライブインでは大人は新聞を読んでふんぞり返り
小さな子供たちが店の切り盛りの一切をしていたり。
 


あの子達はきっと
学校には満足に行けてないんだろうな

 
 
あー無性にバックパックの旅に出たい。


 

インドとネパールのカトマンズへ向かう国境の村で過ごした
ボーダレスなやけくその
クソみたいな日々が懐かしい。

 

 

 


 
長くてごめん

2017.02.26 Sunday * 22:22 | 生活 | comments(0) | trackbacks(0)
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